アルハンブラ宮殿の思い出

 2018年冬に放送を始めた韓国ドラマ、「アルハンブラ宮殿の思い出」はスペインのグラナダ市を舞台とした近未来の物語です。クラッシックギターを弾く私にとってはとてもいいタイトルであると思うが、ギターの話は後ほどにするとしよう。この物語の簡単なあらすじは以下のとうりだ。

 天才プログラマー、チョン・セジュ(EXO チャンヨル)はオーグメンテッドリアリティー(Augmented Reality、AR)テクノロジーを活用したゲームを開発し、その体験版を大手電気会社の社長ヒョンビン)に渡した。ユ・ジヌはこのARのゲームは「時代を変える」と思い、何があってもこのゲームのパテントを取得し、会社の利益へとつなぎたいと思っていた。特別なコンタクトレンズだけつければゲームの世界へと潜れるという。表面上このゲームは画期的ではあるが、ある事件によってユ・ジヌはゲームの世界で人を傷つけると本当の世界でも被害が起こるということを知った。美しいグラナダの街の中、ゲームをより早く利益へと繋ぐか、モラルに準じゲームの出版を阻止するか、二つのジレンマに包まれた物語である。f:id:WinkiePink:20190114194246j:plain

 このドラマを見始めたきっかけは正月に実家に帰ったとき母がおすすめしてくれたからだった。自分はゲームを大好きで、毎日ゲームをしているが、母はゲームを本当に嫌いだ。それにもかかわらず母はこのドラマを見て「ゲームへの意見が変わった」といい、それだけゲームを嫌ってた母の心を変えたドラマとは。と思いながら見始めた。

 正直に言ってこのドラマを見始めた理由としてもう一つある。自分は趣味としてギターを弾く。エレクトロニックギターも弾くが、自分が好きなのはクラッシックギターを弾くことだ。クラッシックギターの名曲というと「アルハンブラ宮殿の思い出」が思いつくと思う。クラッシックギター界では一番有名な曲と言ってもおかしくないだろう。そして「アルハンブラ宮殿の思い出」はまた個人的にも弾くことが大好きだ。

 この曲の特徴としてはほかのギターの曲と比べてトレモロと言う技術を使った曲である。トレモロとは、右手の指三本で弦一つを素早く3回弾く技術を言う。実際曲を聞いたらわかると思うが、素早く響く高音の音色がとてもきれいだ。一度下にある動画を見てみるのはどうですか。とても美しくないですか?

www.youtube.com

  アルハンブラ宮殿とはスペイン、グラナダ県南東に位置する宮殿である。丘の上で輝くアルハンブラ宮殿はかつて美しい宮殿ではなかった。889年ローマ時代の間この丘にはローマ軍の要塞として建設された。ローマ帝国の滅亡とともに要塞は約400年ほど使われることがなかった。

 時に1333年、グラナダイスラム帝国に支配されており、長年人が住むことが亡くなったローマ軍の要塞の残骸はイスラム王のための宮殿として生まれ変わったのだ。1984年にはUNESCO世界遺産に登録され、毎年グラナダに訪れる観光客は多い。次の旅はグラナダはいかかでしょうか。

f:id:WinkiePink:20190114191336j:plain

アルハンブラ宮殿